《コラム》東洋医学的ニキビの考え方
ニキビは、アクネ菌が影響して発生する皮膚疾患の一つです。東洋医学では熱や湿気など外からの刺激により体内に熱がこもる、「気」「血」の巡りが悪くなることで吹き出物が生じるなどがニキビの要因と考えられます。成人ニキビの大きな原因は「飲食の不摂生」「ストレスによる精神刺激」「過労」「血行不良」と言われています。
■飲食の不摂生
脾胃に寒・熱・湿などが停滞したり、脾の(陽)気を損傷したりすることで、ニキビが発生します。脾胃湿熱から肝胆湿熱を伴うこともあります。
■ストレス
肝の疏泄(ここでは自律神経と考えると良いでしょう。)が失調し、肝脾不和(自律神経の失調が消化能力に影響する)から脾の運化失調を生じたり、肝鬱化火(ここでは自律神経の過亢進による興奮)が横逆し、胃熱や脾胃湿熱を発生します。「脾主肌肉(脾は肌肉を主る)」ことから、ニキビを引き起こします。このタイプのニキビは、イライラすると悪くなったり、女性では、月経前に悪化したりします。月経不順の方も多いです。
■過労
肉体疲労・精神疲労・房事過多などにより正気(気・血・津液・精)を損傷し、気血両虚や腎虚などを生じ、結果としてニキビなどの皮膚疾患を起こします。赤味の強い、勢いのあるニキビはあまり見られず、過労や睡眠不足で、悪化します。
■血行不良
ニキビが長期化すると、気滞・寒凝・血熱・痰飲・気虚・気血両虚などの他の病因から血の流れが悪くなり、漢方でいう「瘀血」が形成されることがあります。暗褐色や青紫色などのニキビが見られ、部位があまり移動せず、月経前に悪化しやすいです。
《ニキビのできる場所別の原因》
・おでこ
心や脳に関係 ストレスや血行不良が原因
・鼻
胃や脾に関係 消化不良・便秘・糖脂質の摂りすぎ 皮脂の分泌過剰
・顎・口
胃やホルモンバランスに関係 過労・胃腸の冷え・疲れ
・右頬
排に関係 潤い不足 喉・鼻の不調
・左頬
肝に関係 ストレス・寝不足・生理不順
鍼灸治療は体の状態から根本的に改善を行うため、ニキビの改善だけでなく体調などの改善に繋がります。一つでも当てはまるものがあれば鍼灸治療で改善しませんか?
美容鍼サロンGlanz-グランツ- 京都伏見・京都四条寺町